半年ほど前のことなのでうる覚えになってしまったがクレージュ21http://www.itokin.com/courreges21/のショップ店員の友人に“ファッションショーのチケットがあるから行く?”と持ちかけられた。何を隠そう私はクレージュの洋服やアクセサリーが大好きだ。なので開催日は直前であったがチケットを無料でいただいて友人を誘い出かけることにした。ファッションショーのタイトルは“Ray Night”と題されRayhttp://www.digi-ray.com/専属のモデルさんがクレージュ21の2005春夏のファッションを披露するという内容であった。しかし会場は浜松町のクラブkialahttp://clubbers-house.net/kiala/profile/という場所でショータイムは23時からと25時から…ショーを見たら朝まで帰れない時間帯で少々めげたが金曜日で次の日は学校が休みだった点とドリンクが無料というのが嬉しくて気を張って参加しようと思っていた。 <会場に着いたのはちょうど23時頃であった。入り口の前にはサラリーマン風の男性が何人かウロウロしていた。男性は有料なので入ろうと迷っているのかもしれないが、ショーには不似合いだなと思いながら中に入った。一応私はクレージュのファッションショーなのでクレージュ21の洋服をセレクトしたのだが、クラブの中は大きく分けると ①ただ踊りたいから来てる人②ナンパ目的のサラリーマンとか男 ③VIP席にも出入り出来る関係者 ④Ray読者 ⑤ショップ店員 という構成だったような気がする。もちろんクレージュ21のショップ店員が来年の流行を知り交流するのが目的でもあったため、このような時間帯の開催だったのだろうが睡眠不足はモデルの大敵ではないのかなと他人事ながら少し心配したりもした。 まず23時のショーではやたらテンションの高いMCと菅原禄弥が司会者として現れ、格闘技の男がゲストで登場した。写真を載せておくが本当に私は格闘技に詳しくないのでどうでもいいやと思っていたため特にコメントもない。メインのショーの方は芥川舞子、彩友美、石田香奈、葛岡碧が参加していた。パステルカラーを使ったボーダーラインの入ったものやカジュアルな装いが多かった。また、具体的なコーディネートとしては短めのスカートにパーカー、ワンピースにスポーティなバックといった感じだ。雑誌のモデルさんということで歩き方はショーモデルほど洗練されておらず、何だか不自然だったが会場のお客に笑顔を振りまいて質問にも気軽に答えていた。 ショーの後は抽選会が行われ、コートやワンピースが当たった人へプレゼントされていた。驚いたのが、それを当てたのが40代くらいのオバサンで叶姉妹みたいな格好をした人だったということだ。もらっても本当に着るんだろうかと疑問を残しつつ1回めのショーは終了した。 そして25時のショーである。23時の回を見た後終電で帰ってしまった人もいたようで少し人数は減っていた。また1時間ほどあった待ち時間で①②は活動しすぎたのか疲れきっていてあまりショーに関心もなさそうだった。私は真正面をキープして携帯電話のカメラをスタンバっていた。2回めということもありモデルさんもお客も緊張した様子もなくショーは進んでいったように思う。無事にショーは終了し閉店の29時までモデルさんはVIPルームで和んだりショップ店員は交流をしていたようだったが、私はショーが終わってからしばらくして会場を後にした。 外に出た際にショーで使った衣装を一生懸命運び出しているスタッフを見かけた。ショー全体で何十着という衣装があり、それをボロいワゴン1台で全て運ぼうとしていた。私はお酒も無料で飲んで好きだからという理由だけで楽しめたが、華やかな世界はこういった地味な作業の連続で成り立つのだなと痛感せざるを得なかった。お給料も少なくて、忙しいファッション業界であるがそれでも流行の最先端で働いていたいという情熱が彼女たちを支えているのだと思いながら協賛していた武田薬品のゼリー飲料やモルトベーネのシャンプーをお土産に貰ってウキウキと私は居酒屋に向かった。
# by revue_monde | 2005-06-03 05:02
最近のファッション雑誌はモデルありきなのかもしれない、と思ってしまう私がいる。オネエ様系の雑誌ではトップを突っ走るCanCamだがそれを支えているのはテレビにも露出の多いモデルさんたちである。専属モデルさんたちはCMやドラマ等でも見かける顔であり、長谷川京子を始め女優に転身なんていうことも珍しくはない。そんな綺麗な人々がOLの設定で1ヶ月間の着まわし術をしてくれるのだから何だか購入意欲をそそられる。『自立して意見をしっかりと持った女性』をキーワードとしているviviや、目指す女性像が『男性に小悪魔的にモテて、なおかつオシャレな女性』を描くCanCamなど度々テレビで動く彼女たちを見ている故の想像しやすさみたいなものがあるように思う。この服を着れば小悪魔(最近女性の間で流行しているスタイル)になれるという提案営業精神がある。洋服そのものよりも理想の女性像を先に押し出し、それに合わせたブランドや服装を彩っていく。一度それを根付かせてしまえばファッション雑誌とは浮気せずに同じモノを買うのだからモデルに対して重点が置かれるスタイルになったように感じる。先日月刊誌として創刊した『GLAMOROUS』http://www.joseishi.net/gla/という雑誌がある。いくつになっても自分を貫くかっこいい女性をイメージしたファッション雑誌であるが、創刊の背景には一人のモデルが全てのコンセプトとして存在する。JJのカリスマモデルと称される岩堀せりhttp://www.seri-i.net/p/?SVR1SID=98783caa0e92c8389fbe7e4d8740a719ba2f7e84である。あらかじめ コンセプトが設定された雑誌に見合うモデルを探すのではなく、モデルに見合う雑誌が創刊されるというのは珍しいように思う。元々この雑誌は月刊誌でない形で出版はされていたが、編集部内の動きや読者の反響から月刊になったようである。 GLAMOROUSや岩堀せりを認知していない方々からすると、上記の話を聞いた時点ではとても綺麗で誰からも好かれる女性をイメージするかもしれない。だがはっきり言ってしまえば彼女は万人受けするような顔やスタイルではないと思う。いわゆる外人体型でバストやヒップががっちりしているので、全ての洋服が似合うという印象は受けないし本人もダイエットには苦労すると言っている。しかも若くして結婚もしているので男性ファンを失ってしまったり、独身女性からすると自分を重ねづらいと思われてしまう心配もあるかもしれない。しかし彼女のファンが確かに存在していて雑誌としても成立するのはどうしてだろう。彼女が支持される理由を考えてみた。①自分らしさを強調して媚びない 以前のモデルさんであれば現役である間、恋人の存在や自分の身体についての悩みなどは全面的に隠し通すのが当たり前であり義務のようになっていた。しかし彼女は自分のストレスや肌荒れ、体型維持についても聞かれれば全てを話し、それを認めた上で最大限の着こなしを目指している。私生活でも仕事でも甘えを許したり、相手に取り入る態度は取らないのである。 ②ハリウッドや外国のモデルさんとの橋渡し ハリウッド映画の女優や外国のアーティストが着こなしている洋服をそのまま真似しようとしてもアジア人の体型上難しい。その点彼女であれば国内製の洋服をハリウッド風にも着こなせるし、海外旅行に出かけて現地で洋服を買う時もどれであれば日本で着てもおかしくないか参考になる。 ③読者が成長を見守るロングキャリア デビューしてからモデルとして活躍してきた7年間に彼女は成人や結婚、海外への移住などを経験している。彼女と同年代の女性達は自分の経験と照らし合わせコーディネートの先に共通の幸せを探す。彼女より年下の女性達は彼女のようになりたいと夢見て参考にしようと考えるのだ。 そして何よりもスタッフや業界関係者から愛されていなければ“自分の雑誌”など創刊させてもらえないだろう。彼女はモデルさんがやりたがらない下着姿にも挑戦する。これからのモデルさんというのは内面的にも美しく、周囲から憧れてもらえなければいけないのかもしれない。 何だかお久しぶりの更新になってしまいました…雑誌について見つめなおす時間が無かったのでこんな風になってしまいましたが、またマイペースにやっていきたいと思います。 # by revue_monde | 2005-06-03 03:42
大学2年生の頃、私は皆が使う最寄り駅ではなく、キャンパスから15分ほど離れた駅を使っていた。人通りも少なく、木漏れ日が身体をくすぐる並木道はとても気持ちが良かったし、途中にある公園でボーっとしながら寄り道をしたものだった。だがやっぱり真夏は耐えがたい暑さと、次から次に出てくる汗に悩まされた。それでも歩いている自分を誉めるべく、アイスを買おうと誘惑に負けて立ち寄ったコンビニで私は1冊の雑誌を発見する。何だかいつも買っているファッション雑誌よりも若干チープな感じがしたが、デザインはほぼRayhttp://www.digi-ray.com/をイメージさせた。“ふーん、RyuRyuね…”http://www.hapima.com/sh/ryuryu/shop/その本はファッション雑誌にしては異様に安かったし(確か300円位だった)何度もペラペラめくるというほどの頑丈さもなかった。若干の違和感は拭えなかったが表紙には小畑由香里もいたしとりあえず買ってみることにした。決定的な違いには帰宅してから気づくのだ。それはファッション誌ではなくて通販雑誌(カタログと区別するためにこう呼ばせて頂く)だということに… 暑さで朦朧としながら帰宅して雑誌をめくってみた。最新トレンドが所狭しと並んでいるのだが、ふと疑問にぶち当たる。“何でモデルさんの着てる服、全部買えるんだろう?”通常のファッション雑誌でも出典のお店や値段は参考商品以外は記載されている。メモってデパートに行けばすぐ購入する事が出来る程度の情報は載っているが、RyuRyuでは全ての商品が通販で購入可能らしい。その時になって私はようやく気づいた。これは通販雑誌なんだ。何てアホなんでしょうか?笑って下さい。私の中の通販カタログといえばディノスhttp://www.dinos.co.jp/index.htmlやニッセンhttp://www.nissen.co.jp/index.htmなどで買い物に行けない主婦が家事の合間に仕方なく注文するために読むモノである。中身も大衆受けする商品が中心で、厳密なサイズや流行は気にとめられず、送料を含めた価格が一番気になるところだろうと思っていた。私も引っ越しの際はニッセンを利用して家具を買ったりしたが、それは家具だからであり、運び込む手間を省略でき、サイズや色を認識できれば、他のことはあまり気にならないジャンルの商品だからである。雑誌をめくりながら最初はカタログを有料で買ってしまったことに後悔していた。わざわざコンビニで購入しなくてもきっと取り寄せれば無料で貰えるのに…だが実際のところRyuRyuは取り寄せたところで有料である。一度購入した顧客には季節ごとに薄っぺらい雑誌が送られてくるが、店頭で売られている雑誌は貰えないhttp://www.ryuryu.jp/。やはり出版に従来とは比べ物にならないほどの制作費を割いているからだ。 ①起用するモデル典型的な通販カタログのモデルさんは無名の方々が並ぶ。ルックス的にも主婦が“自分も着れそう”と思わせるために、そこまでカリスマ性は求めない。子役モデルと手を繋いでいたりして動きやすそうな洋服ばかりだ。だが通販雑誌では有名なモデルを表紙に起用している。ポーズも洋服がよく見えるというより、典型的なモデルポーズだ。先に述べた小畑由香里や誌面に登場する大桑マイミ(CanCam専属)金子絵里(JJ専属)、RINA(JJ専属)は有名ファッション誌のモデルをこなしている。ただの洋服に有名モデルが着用しているという付加価値をつけるのだ。 ②コラボレート これは①に付随するが、モデルと連携させることで彼女たちのデザインした商品を実際に通販で購入できるようにしている。価格もスカートやトップスは1万円以下がほとんどで購入しやすく、加えてその雑誌でしか買えないという付加価値に希少価値までもプラスしている。 ③特集を組む ファッション誌では当たり前のことだが、通販誌は商品をジャンルごとに分けるのが主流で特集という形で何かをクローズアップすることは少ない。だが通販雑誌は季節ごとに特集を組み、必ずしもカタログ色の強いページばかりではないぞという面も持っている。 これらのことを実践しようとすればやはり制作費がかさむ。商品の売り上げだけではまかなえない部分は、やはり雑誌という色味を持たせ購買意欲をあおるのが正解であろう。 さて私は実際にその雑誌で人気NO1だと書かれたソファーベットを注文する事にした。だが2週間ほどしてから業者から連絡が入り“テロの懸念を受けアジアからの輸入が困難な状況です。あと1ヶ月はお待ちいただくことになります。”とのことだった。もちろん待ってられる訳がない。通販にしろ、店頭での購入にしろ欲しい時に手に入らないと意味がないのだ。結局キャンセルした訳だがそれでも季節ごとにきちんと無料配布用のカタログは送られてくる。 若い女性をターゲットにした通販雑誌はこれ以外にもある。輸入下着に焦点をしぼり、通販雑誌&店頭販売を並行して行ってるPJhttp://www.peachjohn.co.jp/なども代表的だ。カタログは安価で販売していて、ファッション雑誌色がとても強い。毎回表紙に有名人を起用していて、過去には梅宮アンナや吉川ひなのが表紙を飾っていた。現在は岩堀せり(ViVi専属)である。確実に新しいジャンルとして確立されつつある雑誌達なのである。モデルが着用したから欲しくなった、ではなく買って欲しい服をモデルに着用させるという逆の考えから生まれた通販雑誌はまだ価格や送料の面では正直改善の余地があるが、着眼点としてはとても評価したい。
# by revue_monde | 2004-09-20 05:42
ついこの前まで東急東横線の渋谷駅は蛍光ピンクのポスターで埋め尽くされていた。中心にドカンと髪の長い少女がいて、その宣伝は新しい雑誌の創刊を知らせるモノだった。駅のホームが10日間ほどそれ1色なのだからさすがに雑誌名も覚えてしまう。夏まっさかりで暑い中既に毛羽立ったジャケットを身にまとわせるその雑誌は“PINKY”http://pinky.shueisha.co.jp/というらしい。好奇心に押されるがままに私はコンビニに向かった。世の中には廃刊になっていく雑誌もあるのだが、それに反して続々と創刊されていく雑誌があるのもまた事実である。ニーズに応えようとする姿勢や新鮮さを売りにして風を吹き込むのが狙いであり、創刊号の売れ行きはその後の雑誌の売り上げを左右していく。とりあえず、最初に食わず嫌いをさせず手にとって貰う事が必要不可欠なのだ。丁度ドラマの第一回が大掛かりにCM放映され、朝のニュース番組にすらゲスト出演している主演俳優がいるのと同じように…でも私は街に張り巡らされたポスターを見て不思議なことを発見した。出版社の名前がどこにも載っていないのだ。私は購入後、裏表紙を見て『集英社』だと知ることとなるのだがどうして宣伝上はどこにも表記されないのだろう。まぁ普通に考えれば“必要ない”からであろうか。あながち間違ってはいないと思う。通常私たちが店頭に並ばないマイナーな雑誌を注文する場合“○○出版の~を注文したいのですが…”というパターンになるだろう。この時に雑誌名だけではなく出版社が必要になってくる。ところが、大衆向けのファッション誌、しかも創刊号とあれば書店だけでなくコンビニでも必ず見かける代物だ。この場合は出版社ではなく雑誌名を頭に叩き込んでいただく必要があるのである。表紙のモデルさんと雑誌の名前だけで容易に購入可能というプロセスへとつながっていく。 さて、私が実際に購入した時の話へ戻ろう。アルバイトの休憩中に某有名なコンビニへ“PINKY”という雑誌を探しに向かった。自分が雑誌コンテンツを始めたせいもあったし、今月はまだファッション雑誌を手に入れていないな、などと考えながら本の売り場の前に立った。『あった…』そう思ったが、実はすぐ目に入る場所には置かれていなかった。この雑誌は創刊号の付録として財布を閉じこんでいたため、コンビニ特有のラックでは厚さが間に合わないのだ。下の棚に平積みされてあったのをサラリーマンの立ち読み集団をかき分けて探る。しゃがみながらペラペラとページをめくった。だが何しろ重たくて、美容院でペラペラめくれるようなモノではなかった。厚みも測ってみたところ約4センチあり、何となく電話帳を髣髴させる。立ち読みする気にもならないので、すぐにレジへ持っていった。休憩の間に喫茶店でご飯を食べながら読もうと考えていたのだが、とても恥ずかしくて取り出せなかった。 付録として創刊号に商品を付けるのは購買意欲を誘う一般的な手段だろう。だが簡単に取り外せてしまうものだと付録の万引きが増える。今でも忘れないのが小さい頃買った『小学5年生』という雑誌だっただろうか?青と赤のレンズの眼鏡をかけて見ると飛び出すマンガが当時は流行っていたが、ウキウキしながら買った雑誌には肝心の眼鏡がついていなかった。盗まれていたのだ。今思えばくだらないが、本気であの時は泣いた。今だって雑誌の付録の財布がついてなかったら怒る。そのために出版側が本自体に閉じこむことで対策をとっている。雑誌としてはかなり読みづらく痛手だとは思うが。 そして付録ともう1つ購買意欲を誘うものが、懸賞である。これはファッション誌に限らず、全ての雑誌に共通するもので、応募したいから買う、応募するものがあるなら買ってみる、買ってから気がついたが応募するという全ての読者にとって損はない手法だ。創刊号には特別予算が組まれていて通常の懸賞よりも豪華なモノが期待出来る。これで読者がリピーターになってくれれば安いものだろう。今回の“PINKY”という雑誌はクリスチャンディオールというブランドと強く繋がっているように見受けられる。その繋がりを尚更意識させるためにプレゼントもそのプランドの時計に統一している。もちろんこの雑誌は若い学生をターゲットにしている。そうそうトップブランドに手が届かないことは承知の上…である。 先ほど少し触れた特別予算であるが、創刊号の場合はやはり多くの予算が組まれる。現在また駅のホームをにぎわせている松嶋菜々子が表紙の雑誌も創刊されるが、有名女優の出産後、待ちに待った復帰の仕事でもあるため契約金は数百万と言われている。まぁその雑誌のイメージに松嶋菜々子が根付けば安いものなのだろうか。それくらい雑誌への先入観、イメージは追及されなければならないテーマである。移り変わりの激しいトレンドを捉え、いつまでもロングラン出来る雑誌はどれだけあるのだろうか?新しモノ好きの私たちは今日もまた出版社の企画の方々を悩ませつづけている。 # by revue_monde | 2004-09-14 01:30
今回は私の志向もあり、俗にお姉さん雑誌と呼ばれる系統のCanCam http://www.cancam.shogakukan.co.jp/ ViVi http://www.joseishi.net/vivi/ Ray http://www.digi-ray.com/ JJ http://www.kobunsha.com/CGI/magazine/hyoji.cgi?sw=index&id=002 を比較し、読者モデルについて研究したいと思う。ちなみに冒頭から蛇足であるが、RayとJJのサイトは全く力を入れておらずその月の目次が書いてあるだけで、サイトを見ただけではどんなファッションを取り上げられてるのか分からず、あまり購買意欲が掻き立てられない。 まずどうして読者モデルが出てきたかの背景である。まず出版社側のメリットとしてはその雑誌のコンセプトに憧れ、日常から同系のファッションを着こなす女性を、読者モデルとして起用した方が、一から素人モデルを教育するよりも手間がかからないという点だ。同じ分野の理由としてコスト面もあるだろう。読者モデルは自分の私物を撮影に提供したり、一日撮影に時間を費やすにも関わらず、日当として謝礼を5千円程度貰う以外は特にギャラは発生しない。だが、読者モデル側のメリットがないという訳ではない。まずその雑誌に登場するということで一種の有名人の仲間入りという感覚があるだろう。実際そこから芸能界、専属モデルへの切符を手にした女性もいる。そして自分の憧れのモデルさんに会えたり、イベントに参加するなど、お金では買えないメリットが存在する。 読者モデルの応募は巻末の要項からだいたい毎月可能であり、専属とは違い厳しい身長制限などもない。だいたいはその雑誌のファッションが好きな子という条件がつく程度だろう。彼女達の登場するページはだいたい“みんなが使ってる○○アイテム”や“ちまたのカップル○○大検証”と題された①特集ページと“新作ルイヴィトン”“やっぱりエルメス”といった②ブランドコーナー、“みんな使える着回し術”“秋冬メイクで女を上げる”などのコンセプトで悪い例からいい例へと発展させる③ビフォーアフター形式があると思う。巻頭のページや何ヶ月コーディネートの一番目立つ特集は専属モデルのお仕事であり、言うならば専属モデルがかっこよく着こなしているファッションが読み手も出来るモノだと位置付けるのが読者モデル達のお仕事なのだ。 今回取り上げた雑誌は女子大生~独身OLが対象で18歳~25歳位の年齢層が購入すると思われるタイプのモノであるが、実際洋服の定価を見ると ![]() ジャケット→25000~30000 ジーンズ→15000~30000 カットソー→8000~15000 カーデガン→10000~18000 ワンピース→20000~25000 スカート→14000~20000 パンプス→15000~20000 ブーツ→25000~35000 といった具合でどう考えても女子大生が毎月買える価格帯ではない。読者モデルとして度々登場する大学は、青山学院大学、学習院大学、日本女子大学、慶応義塾大学、中央大学、神戸学院大学、明治学院などのお嬢様私立大学が軒を並べる。通ってる彼女達に聞かない事には真実は明かせないが、自分で毎月アルバイトをして全身のコーディネートを買い物しています、という女性は皆無だろう。また、社会人代表はメーカー、保険会社、金融、会社受付、販売員などの肩書きがよく使われている。基本的にはオフィスでも私服で過ごし、少しかっちりしたファッションを求められる職業であるが、しかし彼女達も年齢別の平均給与は20歳~25歳で24、5~29、9万(ボーナス込み)であるのでhttp://www.niinet.com/job/どう考えても紙面に掲載されたファッションを毎月買い揃えるのは困難だろう。だが、実際の職種や大学名を出す事によって、読み手はより身近にファッションを感じる。ブランド以外の衣料業界が存在するのは、似たデザインでコストダウンを図った商品を、必要としている女性達が確かにいるのだという明らかな証拠だ。専属モデルのコーディネート→読者モデルの着回し→実際のファッションと繋がっているのが若い女性の一般的なスタイルであろう。 # by revue_monde | 2004-08-19 08:58
このコンテンツは雑誌について取りあげ、様々な観点から批評し意見を述べていくモノである。ちなみに愛称のRevue Mondeはフランス語で雑誌世界という意味を指す。初めにどうして私がそれ程ゼミの中で熱を持たれていない雑誌特集を自分から名乗り出たか考えてみる。明確な理由なんてあるのだろうか?いや、そんなに思い当たらない。私は活字中毒だけれど、雑誌中毒ではないしテレビや携帯電話のようになくなってしまうと生活に支障が出るというメディアだとは正直思えない。でもこのコンテンツがなくなるとメディアを語るにはお粗末すぎてしまうのではないかなと漠然と考えた。ファッションも政治も芸能も、スポーツや映画、音楽でさえも雑誌は全てのジャンルで発刊されているし、家に雑誌か1冊もないという人も珍しいのではないかというご時世だ。だとしたら身近で実際のところ必要な分析なのではないだろうか。そんな私の独断と偏見でこのコンテンツは開始させて頂くが、後のち意見は180゜変わってくるかもしれない。雑誌は流行を載せて走り続けているのだから、コンテンツ自身変わっていかなければ嘘をつくことになるのだし。そもそも雑誌とはヒマな時にペラペラと、美容院でペラペラと新しい号が発売すると本屋さんでペラペラといった感じで熟読するスタイルとは異なっている。自分に興味のある記事を目で追って頭の隅に残しておく、もしくはとても気に入った記事ならはさみで切ってスクラップするかもしれない。…そう。そこが雑誌ならではのポイントである。全体に目を通してなおかつ気に入った部分をピックアップ出来るのだ。ドラマを録画したり、映画の好きなシーンを何度も再生するのとは少しニュアンスが違う。大きな固まりの一部分ではなくて記事ひとつひとつが主張をし、別のものなのである。事実、ページごとに担当する記者や主題が異なっているし、たまには宣伝のページでいきなり通販に目がいったりもしてしまう。 そういえば最近のアンケートで面白い内容を見た。“テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インターネットなどの情報の中であなたが信用出来るモノを順番に並べてください”と言われた時、日本人はだいたいテレビや新聞を上位に持っていき、雑誌やインターネットは下のランクに位置させるらしい。要するに雑誌は一つの真実を追究するというよりも、数ある可能性を提示し読者に判断を委ねるメディアであると言えるのではないだろうか?そのためもちろん推測の域を出ない情報や流行に踊らされる事も無いわけではない。アンケートの結果の反映はこの辺りにあると思うが、もちろん雑誌を編集する側も適当に働いているのではなく、あらゆる情報を提供する媒体として共通したコンセプトを持ちつつも特集を組んでいるのだろう。 そんな面からも雑誌を考えていきたいと思う。私が読んで『この記事は面白い』『この雑誌はお得な情報がありますよ』などとはいくらでも言えるが、最新の事情をいち早く知り、加えて自分の好きなジャンルを選択出来るメディアは早々ないだろう。今まで雑誌というものを重視せずに暮らして来れたのは、本屋に行けば当たり前のように手に入れられる素晴らしい流通ルートが構築されているからだ。その点ではルネサンスの活版印刷の発明には頭が下がる想いである。 ちなみに私の専門は今の所、音楽雑誌とファッション雑誌程度である。毎月買ってるモノとなると限られてくる。これから徐々に自分のキャパを増やしていって少しは語れるようになりたいとは思っているが、専門誌になればなるほど挑戦する敷居は高いしマニアックな世界とご対面することになるだろう。楽しみな反面、自分の主観に偏ってしまわないか不安な部分もある。その際は意見を寄せてもらえる機会を作って、多くの叱咤激励を頂きたいと思っている。 では最後に板長こと、私のご紹介を少し。 【趣味】寝る事と現実逃避。 【好きな食べ物】モンブランぷりん。 【好きな言葉】平凡 【好みのタイプ】織田信長 【よく読む雑誌】 CanCam http://www.cancam.shogakukan.co.jp/ Popteen http://www.popteen.net/ 【一度試したい事】海外でバンジージャンプ 更新は不定期なりますが出来るだけ間隔をせばめてやっていくつもりです。よろしくお願いします。 # by revue_monde | 2004-08-12 21:53
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